2024年10月10日木曜日

薬師寺

少し涼しくなってきたので、世界遺産「薬師寺」をまわることにしました。

薬師寺は、680年に天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を祈って発願されました。
天武天皇は薬師寺の完成を待たずに崩御され、持統天皇が即位し、新都藤原京(現在の奈良県橿原市と明日香村にあった都城)に薬師寺が造営されました。
その後710年の平城遷都に伴い、718年に平城京右京(現在の地)に移されました。
(薬師寺のHPより)

南門から入っていきます。



中門

中門をくぐると、右手に国宝「東塔」があります。

国宝「東塔」

奈良時代、創建当時から残る唯一の建物。
六重に見えますが、三重の塔です。
美しい旋律を思わせる姿から「凍れる音楽」と称されています。

NHKの新プロジェクトXでも放送されていましたが、2009年から12年をかけて初の全面解体大修理が行われました。
1300年前の歴史がつまった国宝を構成する部材を、一つ一つすべて解体し、修理し、イチから組み直すという難工事です。

西塔

西塔は1981年に再建。

金堂

金堂の中には国宝「薬師三尊像」があります。
写真は撮れませんが、向かって左から月光菩薩、薬師如来、日光菩薩が並んでいます。

国宝「東院堂」

東院堂も国宝です。
現在の建物は1285年に再建され、日本最古の禅堂です。
中にある国宝「聖観世音菩薩立像」はインドの影響を受けているようです。

北門のそばには、玄奘三蔵院伽羅があります。

玄奘三蔵院伽羅

玄奘塔

玄奘(げんじょう)三蔵とは、中国唐代に実在した僧侶です。
西遊記の三蔵法師のモデルとされています。
玄奘塔には、玄奘三蔵の分骨がされているそうです。

北門

北門から抜けて、これから唐招提寺にむかいます。
唐招提寺編に続く。

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